シーシャとは何ですか?たばことの違いや歴史について解説します!


シーシャとは、葉タバコの煙を水パイプと呼ばれる専用の喫煙具で水に通して濾過し、
長いホースを通して吸う娯楽アイテムです。
煙を水に通して冷やすことで、より柔らかな風味が生まれます。

シーシャに使用される葉タバコには様々なフレーバーや糖蜜が加えられており、
フルーツからスパイスまでフレーバーは数百種類あると言われています。

複数のフレーバーを混ぜて自分だけのオリジナルフレーバーを作ることもできるので、
好みや気分に合わせてさまざまなアレンジを楽しむことができます。

1回の燃焼時間が約1時間なので、紙タバコより長く吸えるのもポイントです。

歴史

シーシャの起源には諸説ありますが、インド、エジプト、
オスマントルコが有力視されています。

エジプトや中東では「シーシャ」、英語圏では「水タバコ」、トルコでは「ナルギレ」など、国や地域によって呼び方が異なります。

当初はタバコの葉を糖蜜に浸したものが主流でしたが、
時代が経つにつれてハーブやフルーツなどの香りが加えられるようになりました。

日本ではあまり知られていませんでしたが、
芸能人がシーシャを楽しむ画像がSNSで拡散されたことをきっかけに興味が広がり始め、
2010年代後半から徐々に人気が高まりました。

違法性はあるの?

シーシャは違法ではなく、日本では合法です。

シーシャはタバコの葉を使ってフレーバーを付けているため、
法的には紙タバコと同じ「製造タバコ」に分類されます。

製造されたタバコ
葉タバコを原料として、喫煙、噛み、嗅ぎに使用できる状態に加工した製品。
出典:「たばこ事業法」(e-GOV法律検索)

シーシャを提供する店舗は、財務省から製造紙巻きタバコの店頭販売の許可と、
製造紙巻きタバコの小売販売の許可を取得する必要があります。

年齢制限

シーシャは紙巻きタバコと同じように20歳から吸い始めることができます。

海外では18歳から喫煙できる国や年齢制限が全くない国もありますが、
日本では未成年喫煙法により20歳未満は喫煙できません。

シーシャを提供する店は改正健康増進法により「喫煙施設」に分類され、
20歳未満の立ち入りは禁止されています。

そのため、シーシャカフェやシーシャバーに入る際には年齢確認が必要となります。

飲食店が未成年者と知りながらシーシャを提供した場合、
未成年者喫煙禁止法第5条違反となり、50万円以下の罰金が科せられます。






  • シェアする

トップページに戻る